アジウリってなに?と思うことすらないほどマイナーな果物・野菜がこの味瓜です。
そもそも果物なのか?野菜なのか?という疑問も生まれるほどです。
ウリの代表といえばきゅうりや、瓜、かぼちゃも漢字でかけば南瓜と書きますよね。
味瓜は、メロンなどが日本に定着する前の今から数十年前には、日本でよく食べられていた果物の一種として愛されていたものです。
この記事を書いている私は、数年前に北海道に住む家族の元に訪れたときに初めてこの存在を知りました。
味瓜ってどんな味?
味売は、メロンよりも糖度が低く感じますが、メロンに似た甘さを感じる果物です。
地方によって似た品種のものが様々あり、北海道ではホッカイカンロという名称の品種が多いようでした。
私が食べたのはその北海カンロ(ホッカイカンロ)で、大きさは洋梨よりも少しだけ大きいくらいのサイズでした。
どうやって食べるの?
アジウリの食べ方は、スイカやメロンと同じ様に中心から半分に切り分けて、実の中心にある種をとってその周りの実の部分を食べます。
種はメロンと同じ様な形で含まれているので、スプーンなどでとります。
半分に切り分けた状態でそのままスプーンなどで食べるのでもよいですし、お客さんなどに出す場合は、半分にしたアジウリを更に半分にしてカットメロンの様に皮を実の間に包丁をいれて切り分けます。
熟れ具合にも寄りますが、皮のぎりぎりの部分までカットしてしまうと、少し固い口当たりになるのでお客さんに出す場合は、皮の部分ぎりぎりをカットするのではなく、少し内側でカットするのが良いです。
旬の季節は?
アジウリを生産している農家さんは非常に限られているようですが、北海道の一部の地域では自宅で食べるために作っているご家庭も多いようです。
北海道の方の家庭菜園は土地の広さもあってか、本格的な家庭菜園を実現している方も多く、他の野菜とともにアジウリも育てている場合も多いようです。
雪解け後の春先に種を撒いて、収穫できるのは7月の初旬から8月の中旬という場合が多いそうです。
天候の影響や栽培方法によっても前後しますが、夏の暑い時期がアジウリの旬の季節と言えます。
通販でアジウリは買える?
子供の頃に食べたアジウリの味が忘れられない!という高齢の方も多いそうですが、現在はアジウリに代わってメロンやスイカが台頭している関係で、生産する農家さんも少ないそうです。
メロンやスイカに比べて糖度は高くないので、甘すぎないものが好きな方にファンは多いようです。
アジウリを栽培している農家さんの中で、通信販売を行っている農家さんもいます。
楽天市場でも取り扱われているので、注文しておくと7月上旬に発送してくれるという形で購入が可能です。
旬の季節も限られていますし、大量生産をしていないと思うので入手するにはやや高い競争率かもしれません。
今年はどうしてもアジウリを食べたい!と思う方は是非早めの注文をしておくことをおすすめします。
お弁当のデザートとしてもおすすめ
アジウリはメロンやスイカよりも水分が出にくいのでお弁当の中にデザートとしてトッピングするのにも便利です。
お弁当に緑の色を増やせるので彩りのバランスを保つのにもおすすめです。